Forever~社長と初めての恋~
「……ん。やべっ!」



しばらくしてそんな声が聞こえた。



手を止めて見ると、拓斗が起き上がっていた。



「愛莉?ごめん、俺どのくらい寝てた…?」






私が来た時には寝てたから…






「2時間半ってところかな?」



「じゃあ、会議もう始まってる!!やべー!」






いつも余裕な拓斗しか見てないから、焦ってる拓斗は新鮮で可愛い。




声を押し殺して笑っていると、拓斗が不機嫌そうな顔で見てきた。






「愛莉ちゃん。何を笑ってるのかな?」



「いいえ?…ただ可愛いな~って思って社長さんが♪」







ちょっとふざけて言ってみたら拓斗の表情が変わった。



あの意地悪な笑顔に…。







「そういうこと言う子には、お仕置きするよ?」




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