Loving kiss
涙もろい私は案の定泣いてしまい、終わった頃には目が赤かった。



「目真っ赤だよ。美雪」



「う~。しょうがないよ泣いたんだもん」



鏡で見てみると本当に赤かった。




「でもこれ酷すぎるよね…冷やさないと」




「じゃあウチにいって冷やすか!」



そう言って雪哉に引っ張られるようにして歩き出した。









雪哉の家に着くとリビングに通された。





「はい。これで冷やして」



ソファーに座っていると雪哉が濡れたタオルを持ってきてくれた。




「ほら。横になったほうが冷やしやすいだろ?」




そう言って膝枕をして私を寝かせる。




「ありがとう。雪哉」




「いーの!…だって今日泊まってくれるんでしょ?」



「うん!」



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