Love~生徒との恋~
「もしもし?」

「あっ、メール見た?」

「うん見たよ。
今からそっちに行くから。」

「おう。早く来いよー」



ドンッ!

急いで職員玄関に向かっている途中、
誰かにぶつかってしまった。

「あっ、ごめんなさい!」

謝った後、"大丈夫だった?"と聞くつもりだった。

前を見たら、声が出なかった。


ぶつかってしまった生徒は日下部君だったのだから。

「えっと、ごめんね。」

もう一度謝った後、
日下部君の目を見る事が出来ず、目を逸らしてしまった。

日下部君からの返事は何もなかったから、
私はそのまま和之の待つ校門へ向かった。


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