Love~生徒との恋~
そう言った日下部君の腕の力が、少し強くなった気がした。

「日下部君…あの、」

「何?」

「昨日キスしてた子は?」

「告白されて無理矢理キスされただけ。
ちゃんと言ったよ?」

「え?何を?」

私がそう聞くと、
日下部君が少し体を離して、私の鼻に人差し指を付けて言う。

「好きな人がいるからって。」

「っ!」

今、絶対顔真っ赤だ。

「フッ。かなチャン真っ赤。」

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