ねぇ、先生
「こ、こいつどっかで見たことあると思ったら、松本財閥の息子じゃないか!?」

「「「えっ!?」」」

若い男たちが驚いた顔して彼のほうをみた。

「そうだけど、それがどうかしたか?」

「し、し、失礼しました。ご、ごめんなさい」

っと言って若い男たちは去っていった。

「大丈夫だった? ケガはない?」

「あ、ありがとうござました。 助けてくれて」

美咲が緊張気味に言った。

「いいんだよ。別に」

そう言って彼は歩き出した。

「あ、あの、お名前を教えていただけませんか?それとできれば電話番号も!!」

美咲が彼に駆け寄って言い出した。


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