Tiamo―最愛の貴方へ―【実話】
告白されたのは、舞の誕生日。


日付が変わって誕生日になる


ギリギリまで電話してた。



「よしっ、うん。はい、オッケー出来た♪」


たぁくんの嬉しそうな声が聞こえた。


「え~っ、なになに?何してたのっ?」


「フフフ…」


「え~ケチ教えてっ!!!」


あたしは電話越しに


子供みたいにねだった。


「舞に誕生日メール」

ニヤニヤした声で言う。

「えーまぢまぢ//?」

「まぢまぢ!!!12時ちょっきりに送ろっ
誰よりも一番に」


「やった~まってる」


たぁくんが誕生日メールくれるって


どんなのかなってちょっと期待しつつも


男の人のデコメってどんなのなんだ?


ってちょっと不安でもあった。


時効は12時をまわろうとしていた。


「あ~っ、俺今から送るわ。」


たぁくんが言い出した。


「まぢ?じゃあ電話きるよぉ~」


メール送るんならきらなきゃ…


寂しさを感じたけど仕方ないって思った。


「いや、切らんでいいよ。俺のケータイ普通に、
電話しながらメール出来るへっへっへ」

電話ごしからカチカチと


メールを打つ音が聞こえる。


「へぇ~♪すごいやん!!!」


最近の電話機種にびっくりしながら答えた。


――カチカチカチカチ…


メールに集中してるせいか


カチカチする音しか返事がなかった。


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