昼休みの sweet time
次の日はやはり嫌でもやってくる。
昼休みになり、いつもの様に屋上に行く。
一応ノートも持って行った。
キイィ。
扉を開けると、そこにはもうすでに彼がいた。
「田村さんこんにちは!」
ペコッと頭を下げた。
「嫌かもしれないんだけど…。何で声が出なくなっちゃったのか教えてくれる?」
ドキッとした。胸がズキズキする。
そんな事言ったら、彼に嫌われる。
あれ?私どうしたんだろ?
別に彼に嫌われてもいいじゃないか!
それにこんな事誰にも言えないし、言いたくない。