我が家のお隣りさん。
「…ひな。あんた、馬鹿ね」
話を聞き終えたみっちゃんは、秀ちゃんと同じことを口にした。
やっぱりわたし、馬鹿なんだ。
「てか鈍い!!秀一クンがかわいそう!」
「そんなぁ〜」
わたしは涙目でみっちゃんを見つめる。
「わたし、どうしたら……」
「とりあえず、今朝はゴメンねって抱き着くのよ!」
「抱き着く…?」
「そっ。簡単でしょ?今日帰ったらやってみなよ」
確かに簡単だよね。とりあえず、これで仲直りできる!!
わたしは浮かれていて、後ろでみっちゃんがニヤリと笑ったことに、気付くはずもなかった…