。゚+相方Lovers+゚。



『はぁ〜…』




部屋に戻ったあたしはベッドにダイブ。


あたしが唯一くつろげる場所。




『セール品かぁ……』




セール…みんな飛びつくよなぁ…


でもまだ誰もゲット出来てないもんなぁ。海斗に好きな人おるから……


……姉ちゃん?
手に入れようとしてもセール品さんが買って欲しい人がおったら…どうしたらいい?




『はぁ〜…』

「ため息ばっかついてたら幸せ逃げんで」

『うん……ぅわぁぁ!?』





いつの間にか部屋に姉ちゃんがおった。



……何者?コイツっ…




『いつから…』

「細かいことは気にすんな」




細かいか、これ。




「笑顔笑顔!あんたにはそれが一番似合ってる☆」




爽やか〜に笑って部屋を出ていった。



……意味わからん。

姉ちゃんの妹やって早14年。


年の差2つ。


双子に間違われるくらい、似てて仲もいい。と思う。


でも……
思考回路は読めん。


どう頑張っても読めん。


何考えてるかサッパリ解らん。



多分、これからも解らんやろな。

むしろ解りたくないけど。




意味不明な姉ちゃんのことを考えてたら……




『ぷっ』




笑えてきた。



うん。やっぱ笑顔やな!


ため息ついてたってなんも始まらん。

笑ってぶっ飛ばしたろ!!




もう一度…
心の中で姉ちゃんにありがとうって呟いた。




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