。゚+相方Lovers+゚。
真希side☆
『いつまで寝とんねん!はよ起きろー!!』
「あと…5時間。」
『寝すぎじゃボケェェ!!』
あたしの朝は……
寝起きがものっそい悪い姉ちゃんを起こすことから始まる。
『高校生のクセに自分で起きられへんとかありえへん』
やっとの思いで姉ちゃんをベッドから引きずり出して朝ごはん。
「は?別に起きられへんことないし!起きないだけ!」
トーストをかじりながら叫ぶ我が姉。
アホみたいやけど…これでも成績はめっちゃええらしい。
人は見かけによらんってゆーけど、姉ちゃんの場合…人は中身によらんって感じ?
こんな性格で頭いいとか、反則やで…
『意味わからん…ほな明日から1人で起きや?お母さんにも起こさんように頼んどくわ』
「しょーもないことでケンカするのはやめよう!あたし高校生!あんた中学生!」
知ってるっちゅーねん。
姉ちゃんが高校生に見えんのは確かやけど。
身長ちっさいし、童顔やし……脳内なんか小6んときから変わってないんちゃう?
1年中脳みそ花畑やわ、絶対。
『ちゃんと起こしたるから!はよ食って学校行け!』
「ママぁ〜真希(マキ)ちゃんが冷たいぃ〜」
あー、マジでうっとうしい。
たまに姉に見えないときがある。いや…常に年下感かもし出してるもん、この人。
さっきの一言をお母さんにスルーされた姉ちゃんは、ぶつぶつ言いながら寝転んでコタツに潜った。
『姉ちゃん?遅刻すんで?っつか食ってすぐ寝んな!』
「二度寝〜……」
その後、すぐに寝息が聞こえた。
ホンマに寝やがった!っつか早ッ!寝んの早ッ!!せっかく起こしたったのに……
朝にめちゃめちゃ弱い姉ちゃんに何言うたって無駄なことはよーく知ってる。
こうなったら放置が一番や。
気持ち良さそうに眠る姉を見捨て、あたしはあたしの準備を始めた。