。゚+相方Lovers+゚。



違う意味で、えぇぇえぇぇえぇえぇぇ!!??なんですけどォォォ!!




『えっと……それは一体?』




驚きすぎて逆に冷静なあたし。




「一体って……そのままですが」

『ですよね』

「で、その…返事は……?」




ちょっと緊張した顔で聞いてきた海斗。


何緊張してんのよ。

あたし、本命ちゃうくせに。

本命誘うんに比べたら何百倍も楽やろ?




『……ええよ。手伝ったる』

「ホンマに!?ありがとう!!」




そう言って、あたしの手をギュッと握った。


あたしはそれをスルリとほどく。




「…真希?」

『ほら、テスト範囲終わったんやから。もう帰り?』

「え?」

『姉ちゃん帰ってくるし。帰ってきた時海斗おったらめんどくさそう』

「あ、彼氏と間違えられちゃう!?」




キャッとか言って、両手で顔を覆う。




『…間違えられたら厄介やろ?だから』

「……真希?どした?」

『ん?』

「暗い。お前」




あかん、もうちょっと我慢。




『そうかー?ちょっと風邪気味やねんなー』

「えっ…なんとかは風邪引かんって、あれ嘘やな」

『ホンマやろ?あんた風邪引いてないし』

「誰がバカやねん!ツッコミじゃなくてボケ返しかよ!!」

『ボケちゃう、本気や』

「ほっとけ!……んじゃ、帰るわな。お大事にぃ」

『どーも』




玄関まで海斗を見送って……ダッシュで部屋に駆け込んだ。




『はぁ…はぁ…』




あたし、ほんっっま頑張った……




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