。゚+相方Lovers+゚。





つもりだった。




「ちょちょちょ、何爽やかに走り去ろうとしとんねん!」




海斗に手首を捕まれ、止められた。




『おまっ…またか!?空気読めや言うてるやん!ここはあたしがカッコよく走り去る場面やねんて!!』

「ちゃう!人の話を最後まで聞け!!」




だから………




『お願い…また今度にして……?』




今は無理やねんて…




「あかん。今じゃないとあかん」




あほ。海斗の………




『あほォォォ!!ちったぁ人の気持ちを考えろぉ……』




我慢の限界だった。



涙が溢れだす。




「また泣くんか…」




コイツっ……




『お前のせいじゃ、あほんだらぁ!!』




最悪や!なんでこんなデリカシーのないヤツに惚れたんや、あたし!!





< 48 / 93 >

この作品をシェア

pagetop