。゚+相方Lovers+゚。
「まだ俺、返事してへんやん」
『いい。答えは知ってるもん』
おもいっきりデートの下見や言うたクセに、あたしが気づかんとでも思った?
あんたみたいな鈍感とちゃうねん。ナメんなよ。
「へぇ、知ってるんや」
『知ってるともさ。だから手を離せ』
「なんで?」
誰かー。コイツ殴ってー。
『なんで?…なんでってか?あたしがなんで?やわ!』
「…ぷっ………あはははは!」
『…………。』
急にお腹を抱えて大爆笑する海斗。
誰かー。先端の尖ったもん持ってきてー。刺さったら痛そうなヤツ!!
『何笑っとんねん!!』
「はぁ…はぁ…ヤバい…」
笑い疲れたんか、肩で息をしながら目尻にたまった涙を拭う海斗。
あたしは泣くほど辛いのに……
泣くほどおもろいんか!?
「あー、ヤバい」
そう言って片手で顔を覆った。
あたしが逃げると思ってるのか、片手はあたしを掴んだまま。
『何がヤバいんよ』
「俺やっぱお前のこと好きやわ」