。゚+相方Lovers+゚。




『……………は?』

「あれ?答え知ってるんちゃうの?」




あたしの反応が予想通りだったのか、からかうような口調。




『え?え?ちょっと待って?いったん落ち着こう。人間、冷静さ失ったら終わりや』

「安心せぇ。俺はいたって冷静や。逆に言えば動揺してんのはお前だけや」




いや、するっしょ?動揺。



だって意味わからんもん。




『海斗、訂正すんなら今のうちやで!あたしが動揺してる間やないと…落ち着き取り戻してからやったらあたし、傷つくやん!!』

「傷つかへんよ。絶対訂正せぇへんから」

『や、でも…』

「真希、しつこい」

『だって…』




意味わからんねんもん。



その言葉は海斗の唇の向こうに消えた。




「……意味わからんねんもんとは…言わせへんで」




海斗があたしを納得させるために。ついでに黙らせるために。



優しいキスをした。




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