。゚+相方Lovers+゚。



「海斗、今日も朝帰りかー?」




クラスの男子が笑いながら言った。


出た。また始まる……




「え!バレた?実はぁ…」

『恥じらうな!何が【実はぁ…】よ!なんもないやろ!!』

「お前…俺とのあっつーい夜をなかったことにするつもりか!?」

『なんもないのになかったもクソもあるかー!!』

「うわ!ヒドイ!!俺を捨てるんだね、ハニー…」

『あんたは黄色いクマさんみたいにハチミツ食ってたらええねん!』

「俺にあのぽっちゃりしたクマさんになれと!?赤いTシャツをピチッと着ろと!?」

『似合うんちゃいます?』

「マジッスか?」

『980円になりまーす』

「うわ、やっす!ほな2枚……っていつからTシャツ販売員なってんの?」




また爆笑を誘えた。



あたしのこれ、一種の才能ちゃう?



ハニーとかラブラブとか言われて……いちいちドキドキするこっちの身にもなれっつの。



でもそれがバレんようにツッコんで違う話に持っていく……



あたし天才やん。



天才やけど……




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