。゚+相方Lovers+゚。
















『いつまで寝とんねん!はよ起きろー!!』

「あと…5時間。」

『寝すぎじゃボケェェ!!』




あたしの朝は……


やっぱり寝起きがものっそい悪い姉ちゃんを起こすことから始まる。




「ちょっと真希ー!早くせんと海斗くん来ちゃうでー!」




リビングからお母さんの声がした。




『あほ姉ちゃんが起きひんねんもん!それに海斗は寝坊常習犯やから大丈夫!』




ピーンポーン




「ほら、来たでー!」

『うっそぉ!?』




なんで今日に限って!?




『もー!早く起きろォォ!!』

「わかったよぉぉ…」




姉ちゃんをたたき起こしてリビングに急ぐ。




「おはよ、真希。邪魔してるで」

『おはよ!邪魔やから帰って』

「ヒドッ!!お前、彼氏にそりゃないやろ!!」




最近ではこれが日常。



海斗が迎えに来てくれるんやけど、姉ちゃんがなかなか起きんからリビングで待たせてる。


おかげで海斗は家族公認の彼氏になってしもた。




「ホンマに可愛いげのない娘ですまんなぁ」




お父さんがコーヒーを飲みながら言った。




「いやぁー、もう慣れましたよー」

「真希、もらってくれるか?」

「いいんすか?いただきます!」




……お父さんとなんちゅー会話しとんねん。




「あ、海ちゃんおはよー」

「真弥さん!おはよーございますー」




まだパジャマ姿の姉ちゃんがのそのそ降りてきた。




『姉ちゃん、もう8時やで!?』

「………。」

『姉ちゃん?』

「すー……」




立ったまま寝てるー!?




『そんな才能発揮せんでええから!早く準備しろー!!』

「はっ!今寝てた?」

『意味わからん!』




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