。゚+相方Lovers+゚。
「相変わらず騒がしいのな、お前ん家」
『朝から疲れるわ、ホンマ』
両親が共働きで、朝はバタバタしてるから、姉ちゃん起こすんがあたしの仕事。
いや、姉ちゃん起こしていつでも学校に行ける状態にまですんのがあたしの仕事。
……立ったまま寝られたら…もう敵わんけどな。
「乗れ」
『おー』
海斗のチャリで二人乗りして登校。
これも日課になった。
『ヤッバ!予鈴まで10分きった!!』
「まかせとけ!」
海斗の目がキラリと光った。
あ、ヤベ。
「しっかり掴まっとけよ」
そう言って、えげつないスピードでこぎだした。
『いやあぁぁあぁあ!怖い怖い怖い!!』
「うっさい!黙っとけ!」
『無理やろ!!黙るとか無理やろぉぉ!!』