。゚+相方Lovers+゚。



「名前は?」




ごめん、落ちたぁぁぁ!!


めっちゃタイプやねんけど!

完璧やねんけど!!

どうする、俺ェェェ!?




『ん?なんの?』




キョトンした顔の女。




「お前のに決まってるやろ」

『あー、真希。あたし、真希』




ニコッと笑った真希。


す、ストライクー!!




「真希、な。俺は海斗」

『おー。海斗、ナイスチューミーチュー』

「ナイスチュー…ってなんで英語やねん」

『いや、外国人かと』

「なんでやねん!思いっきり日本人顔やろ、俺!!」

『えぇ!?』

「そこで驚くんかい!!」




なんや…めっちゃ変な女!




「まーきやぁ〜い!あたしの可愛い妹、真希ちゃんやぁ〜い!」

『あんのアホ姉貴…』




急に甲高い声が……体育館に響いた。


その声に新入生…いや、体育館にいた全員が振り返った。


マイクを使って、舞台上で叫ぶ……結構美人な女。




「……お前の姉ちゃん?」

『認めたくないけどな』




そう呟くと真希は…




「まーきちゃ〜『黙れ!ここじゃ!!』




と怒鳴りながら舞台の方へ走っていった。


俺にぶつかった時も焦ってたし、姉ちゃんにあーやって呼ばれんのが嫌やったからかな。




勝手に納得してみる。




「かーいとっ♪」




すっかり忘れてたけど、菜穂おったんや?←ヒドイ




「あんたさ、」





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