。゚+相方Lovers+゚。
「今日、話あんねんけど」
「は?あたし?別にいいけど…何?」
俺が呼び止めたんは真希………
………ではなくて。
「部活終わったらメールして」
「らじゃー」
菜穂。
俺の幼なじみで……なんといつの間にか真希の親友にまで登り詰めてた菜穂。
「で、なんやの。話って」
午後4時30分。
奇跡的にも、バレー部である菜穂が今日はミーティングだけやて早く帰ってきた。
せやから家の近くのファミレス集合。
「お前に…告白したいねん」
「は?あたしのこと好きやて?やめてよ、キモい」
「誰がキモいねん!ちょっと傷つくやん!ってかちゃうし!黙れ、自意識過剰!!」
「ほな、なんやねん。今告白ゆーたやん」
告白…ってか……
「カミングアウトや」
「カミングアウトぉ?」
せや。今日はコイツにカミングアウトするために呼んだんや。
「入学式んときやねんけどさー」
「えらい古い話、ほじくりだすんやな」
「気持ちは冷めてへん!むしろ熱くなるいっぽうや!」
「なんの話や」
「黙って聞けや」
ホンマ人の話、聞かんやつやな。
「俺、俺な?ずっと前から……真希が好きやってん」