。゚+相方Lovers+゚。




……ホンマによかったんやろか。



それはもしかしたら、未来の俺の姿かもしらん。



真希に告白が通用せぇへんなんて、考えたことなかったわ……




「ほな俺、どないしたらええねん…」




思わずため息をつく。




「ため息ついたら幸せ逃げんで?」




ニコッと笑う真弥さん。



あぁ、普通にしてたら可愛いな、この人。



とか、関係ないことが頭をよぎった。




「大丈夫。

真希の異変はあたしがいち早くキャッチしたるから、海ちゃんは安心してアタックしていき?
あんたはジリジリ迫るタイプみたいやし。

…まぁあたし的にはガツンと来てほしいねんけど。

真希はたぶん…まだ恋愛とか興味ないと思うわ。菜穂ちんと喋ったり、海ちゃんとどつき漫才してる方が楽しいみたい。

そんな子にガツン行ったって、さっきの彼みたいに跳ね返されて終わるわ。

このままゆっくりで大丈夫」




……出会って1時間…初めて真弥さんがマトモなことを──…




「せやから海ちゃんは大船に!そーや、タイタニック号に乗ったつもりで!ドンと構えとけっ☆」

「真弥さん、それ沈んじゃうで?」

「せやったっけ?」




言われへんみたいやな、やっぱ。



最後の最後でェェ!!



菜穂も!半笑いでツッコむな!!




「俺は沈まんからなー!」

「おぉ、海ちゃんカッコイイ☆」

「……2人とも、ここファミレス」

「「あ、はい」」






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