。゚+相方Lovers+゚。




そう誓ってから。




「あーぁ。お腹空いた〜」

「こんのヘタレェェ!!」




菜穂に右ストレートを決められた。




「えぇ!?何しますのん!?」

「何しますのんちゃうやろ!お前今何月や思ってんねん!!」




俺の胸ぐらを掴んでブンブン振り回す菜穂。




「え?1月?ゆーてももうすぐ2月なるな〜」

「とぼけんなハゲェェ!!」

「俺ハゲてへんし!!」




なんでこんな怒ってんねん、コイツ。




「お前この1年間、何しとったんじゃあぁぁ!!」

「え、何って…精一杯生きてきました」

「黙れェェェ!!」

「えぇ?」




そんなこと言われたって…思い当たる節が……あ。




「あれか?お前そんなイライラ…女子の日か?」

「いっぺん死んどくか?」



目が…ギラリ、と光った。




「すんません…」




そやかて…わからんし……




「海斗が!“明日から頑張ろう!”ゆーてから、丸々1年と2ヶ月経ってるんや!」




あぁ。そういえば……




「そんな誓い、たてたっけな」

「懐かしむなぁ!!」




頭を抱える菜穂。




「せやかて……真弥さんも言うてたやん?俺と真希はゆっくりがちょうどええんやて」

「ゆっくり過ぎや!亀か!?お前は亀か!?」

「え?俺、人間」

「真顔で答えんな!!」

「ぐはっ!」




今度は左ストレートが決まった。


こ、コイツ!両きき!?




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