。゚+相方Lovers+゚。



「失礼しまーす」

「おぉ、入れー」




まるで我が家のように俺を教官室に招き入れる多田っち。



中はまさに我が家やった。




「多田っち、教官室を私物化すんのやめよーや」

「ええねん。どうせここ、俺しか使わんし」




ふっつーにテレビとかソファーとかあるし。




「まぁまぁ、座れや」

「あぁ、うん?」




なんやねん、一体。



はいっつってジュースまでくれた。



なんか、怖いねんけど。俺、なんかした?




「な、なんなん?」

「何キョドってんの」

「多田っちが優しいから。俺なんかしたかなぁと」

「何言うてんの。俺、常に優しいやんけ」

「……ごめん、ちょっと耳鼻科行ってくるわ」

「なんでやねん。とりあえず、ごめん」

「ほな小テスト、ナシにしていただけます?」

「それは無理や」




コーヒーを飲みながら俺と向かい合わせに座る多田っち。




「なんでー」

「お前、俺の計らいを無にする気か」




計らい?





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