。゚+相方Lovers+゚。




「と、いう名の嫌がらせやろ」

「あたりー!……って言いたいとこやけど、マジや」

「はいー?」




意味わからん。




「お前、真希のこと好きなんやてな」

「そらもう。かれこれ2年近く……て!なんで知ってんの!?」

「真弥に聞いた」

「あぁ、真弥さん………真弥さん!?なんで!?………あ。」




俺らの学校に年上の彼氏が……教師で……多田滋先生……




「あぁー!!しげるん!!」

「俺。」




ま、まさかこんな近くにしげるん……




「しげるんってキャラちゃいますやん」

「アイツが勝手に呼んでるだけや」




あぁ…でもお似合いかも。美男美女カップルやなー…




「で、その計らいって何よ?しげるん」

「しげるんゆーな。0点にすんぞ」

「すんません」

「これ」

「ん?何これ」




多田っちから渡されたもの。




「遊園地のチケット?」

「そう。もらってん、新聞社の姉ちゃんに」

「え、それ…一緒に行きましょ言うてんちゃうの」

「あ?俺は真弥一筋や」

「いや。ここでノロケられても」

「行ってこいよ、誘って」

「は?」




誰が?誰を?



そんな俺の心情を悟ったのか、




「海斗くんが、真希ちゃんを」




と、付け足した。





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