。゚+相方Lovers+゚。



「ぼ、僕が真希さんを!?」

「テンパりすぎや。キャラ変わっとる。っつか誰やそれ」




冷静にツッコむ多田っち。



いやいやいや!遊園地!?




「無理無理無理!」

「なんやねん。普通に誘って行ってこいや」

「俺、そんな勇気ないし!」




ゆっとくけどなぁ、俺は相当なヘタレや!



…こんなこと断言すんのも変な話やけど。




「変なヤツ。みんなの前でラブラブ〜とか、愛してる〜とか、よう言うてるがな」

「それとこれとは話がちゃうやろ!ネタとプライベートは分ける派やねん!」

「なんの派閥や。ええからさっさと告ってくっついてくれよ」




………遊園地の券くれることからして、公務員の態度ちゃうもんな…他に狙いがあるんか?多田っち。




「真弥が真希真希うるさいねん。最近は海ちゃんがどうのこうのって、お前の話ばっかりや。言うとくけど、俺めっちゃ嫉妬深いで?お前の内申点、めっちゃ下げたんねん」

「思いっきり私情やん!それでも教師か!?」

「教師である前に人間やねん。男やねん。いくら可愛い教え子でもそこは譲らん!」

「っ……」




……なんの話しとんねん、俺ら。




「…とにかくやな」




それは多田っちも同感やったんか、話を結論に持ってきた。





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