空色ラブ
あたしが貴の、スパイク選んであげたり
一緒にスポーツショップ内で遊んだり。





支度を終え、1階に降りた瞬間



ピーンポーン…



あ、来た。



玄関に行きドアを開ける。



「よっ、いつもごめんな」



「ううん、大丈夫っ」



行き道は、2人大盛り上り。あたしはサッカーが好きだから、貴のサッカーの話に着いていける自信あり!



スポーツショップに着くと、貴はスパイクの方へ歩いて行った。



「沙依、どれがいいと思う?」



あたしは真剣に選ぶ。



…あ。これいい。



あたしが見つけたのは、白色のきれいな青のラインが入ったスパイク。



「これ、どう?」



貴にスパイクを取って見せる。



「おっ、いいじゃん♪」



貴はいつもそう言って、直ぐに買う。



ちょっと嬉しいな。



スポーツショップを出て、貴は帰り道と逆の方向へ行った。



あたしは黙って着いていく。



歩くこと約5分。



貴が振り返って



「ここで、待ってて」と言った。



あたしは言われた通り、その場所で待った。



「ほい。」



戻って来た貴がくれた物は、きれいな金色とか黒色のハートがついたキーホルダー。



「可愛いっ」



「いつも着いてきてくれるから、お礼。」



笑顔の貴。カッコよすぎでしょ(笑)



帰りの電車では、あたしは知らないうちに寝ていた。



電車の激しい揺れで、目が覚める。



……?



隣を見ると、貴がいた。



あ、そっか。今電車の中か…。



貴があたしに気付き



「やっと起きた〜。」



「ごめん、すっかり寝てた…(笑)」
< 7 / 55 >

この作品をシェア

pagetop