【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「美紀!!今日も来てるよ?派手なキンパ!」
結衣は、篠原くんの事をキンパと呼ぶ。金髪だからキンパらしい。弟の一磨は、カズくんなのに不思議だ。
篠原くんか…また貢ぎ物あるんだろうな…
そう思い教室の窓から下を見下ろす。あたしに気付いた、篠原くんが大きく手を振る姿が映る。
「あれが、美紀の彼氏ね?キモイな?」
あたしと一緒に窓を見下ろして居るのが、幼なじみの陸。陸は、南波陸(ミナミリク)と言ってバスケ部の部長だ。
因みに、あたしは水泳部の幽霊部員。だから、帰宅部扱いなのが正しいかもしれない!
だって、部活なんて言ったら銭湯行けないじゃん!だから、帰宅部扱いでも全然平気だ。
「キモイって…陸は、長いの嫌いだからね?男は短いのが当たり前!!だっけ?」
「ああ!でっ、美紀は、髪がちょうど良いから…」
そう言って下を向く。いつもと同じ陸。
気になるんだよね?陸は、きっとヘタレなんだと思う。あたしの前じゃ…昔から見てきたからなんとなく分かる。
結衣は、篠原くんの事をキンパと呼ぶ。金髪だからキンパらしい。弟の一磨は、カズくんなのに不思議だ。
篠原くんか…また貢ぎ物あるんだろうな…
そう思い教室の窓から下を見下ろす。あたしに気付いた、篠原くんが大きく手を振る姿が映る。
「あれが、美紀の彼氏ね?キモイな?」
あたしと一緒に窓を見下ろして居るのが、幼なじみの陸。陸は、南波陸(ミナミリク)と言ってバスケ部の部長だ。
因みに、あたしは水泳部の幽霊部員。だから、帰宅部扱いなのが正しいかもしれない!
だって、部活なんて言ったら銭湯行けないじゃん!だから、帰宅部扱いでも全然平気だ。
「キモイって…陸は、長いの嫌いだからね?男は短いのが当たり前!!だっけ?」
「ああ!でっ、美紀は、髪がちょうど良いから…」
そう言って下を向く。いつもと同じ陸。
気になるんだよね?陸は、きっとヘタレなんだと思う。あたしの前じゃ…昔から見てきたからなんとなく分かる。