【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「私、篠原くんが好きだから」



羽鳥はそう言って顔を赤くする。



「たつやが……か……」



「ごめんね?」



「イヤ気にしてない」


「なら、私行くね?」


「ああ……」



それが、私の初恋だ。初恋は、呆気なく終わった。



だが、数年後篠原組に羽鳥が居ると聞き、忘れられずにこうしてたつやに会いに来たのだ。



だが、まだ羽鳥には会えない。



一体どこに居るんだ。羽鳥は……



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