【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「ゲバラ!!何やってんスか!?」



「黒峰か……別に何もしてなどない」



「ゲバラっちょ!!」


うるさいな。黒峰は……
なんだ、あの下品な言葉は?これだからたつやの教育は間違えてるんだ。



なんとかしないとな。篠原組は、組長の代で途絶えてしまうかもしれん。



そうなっては、二度と羽鳥には会えなくなってしまうかもしれん。



「おい!黒峰、後で部屋に来い。きっちり教えてやる、日本語と言う奴をな」



「な!イヤだな~俺きっちり日本語使ってるっスよ?」



どこがだ。バカな日本語だろ?



この日の夜、私の部屋に黒峰の悲鳴が木霊すると言うことは、内緒にしてもらいたい。



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