【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
ん?ここって…



一体どれくらい気を失ってたんだろう?気付くと知らない場所に居た。



「ここは?…天国?あたし死んだの?」



重たい瞼を開けキョロキョロ辺りを見渡す。全く知らない場所でちょっと怖くなった。



「っ…」



泣きそうになりながらも体を起こそうとした時…誰かが襖を開け顔を覗かせた。


「すいませんでした!!!!!!!!」



最初にその人物は、ガバッと頭を思いっきり下げ謝ってきた。
何がなんだか分からないあたしは、取り敢えず頭をあげるように促すが、彼は謝るばかり。



「もう良いから!!」



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