男子校らいふ!?
廉「慎吾気にするなよ?」

慎「あぁ…」

愛「何かごめんね?」

廉「気にするなってば。」

けど…
廉、すっごく泣きそうだよ?

廉「俺の両親はな。」

そういって廉は両親の事を喋り始めた。

廉「俺の両親は、俺を捨てた。」

愛「捨てた…?」

廉「あぁ。俺が生まれてすぐに施設の前に捨てられたんだ。」

愛「そんな…」

慎吾と雄太と陸は知ってんだろう。
みんな下を向いて何も喋らない。

廉「けど俺は恨んでなんかいない!」

愛「そうなの?」

廉「あぁ!だってあのまま両親の元にいたらお前らに会えてねぇかもしれないし。」


私はその言葉を聞いた瞬間涙が止まらなかった。


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