【短】Eqeal
「あたしこそごめん。勝手に不安になったりして…」


涙を流す美羽を見て、俺まで泣きそうになる。


「俺らはまだ、お互いのことを知らなすぎる。だからこれからは、小さなことでも口にしような」


「…うん。また…よろしくね?」


一度なくして、たくさんのことに気付いた。

それはまじで数えきれねぇぐらいで…大切なことばっか。


俺らはまだ何も知らない。

何でも知ってて、何でもできる大人には…まだまだなれそうもない。




「正直に言って欲しい」


ここまできたら、言わないと…確かめないといけない気がする。


「俺が夢を追いかけるの…嫌か?就活するべきだと思ってる?」
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