【短】Eqeal
美羽が憧れてるオケは、日本でも1、2を争う大きなオーケストラ。
将来は海外で…と考えてる美羽にとって、大きな経験になるだろう。
ただもちろん、競争率も普通じゃない。
そのオケに入れる可能性ができただけで、もう十分すごいこと。
「でもそんなコンクールなら、入賞ってかなり難しいんだろ?」
「だからって、今更諦めるわけないでしょ?」
「ぷっ…」
ケロッと言った美羽を見て、思わず吹き出してしまった。
「ちょっ…直樹!?」
「あ、悪い。美羽って意外と単純だよな」
ずっと一緒にいたくせに、最近気付いた。
「昔は現実的な頑固者だと思ってたけど…好きなもの認めたら、それだけに一直線だな」
将来は海外で…と考えてる美羽にとって、大きな経験になるだろう。
ただもちろん、競争率も普通じゃない。
そのオケに入れる可能性ができただけで、もう十分すごいこと。
「でもそんなコンクールなら、入賞ってかなり難しいんだろ?」
「だからって、今更諦めるわけないでしょ?」
「ぷっ…」
ケロッと言った美羽を見て、思わず吹き出してしまった。
「ちょっ…直樹!?」
「あ、悪い。美羽って意外と単純だよな」
ずっと一緒にいたくせに、最近気付いた。
「昔は現実的な頑固者だと思ってたけど…好きなもの認めたら、それだけに一直線だな」