【短】Eqeal
『突然ですみません。いつも曲聞かせてもらってます!!これまた急なんですが、明日お会いすることできます?』


「明日…ですか?」


サンレコードの人が、俺に会いたいって?

夢かと本気で思った。


『ご都合悪いですか?』


「あ、いえ!!大丈夫です!!」


『それはよかった!!では明日14時に駅前のカフェで』


駅前のカフェって、よく美羽と行くとこだ。

すげぇ偶然に感じる。


「分かりました。ありがとうございます。はい…失礼します」


ピッとボタンを押した瞬間、美羽が抱き着いてきた。




「直樹!!サンレコードって!!超すごいじゃんっ」


現実なんだよな…?

何も言葉が出なくて、ただ美羽を抱きしめた。


いつもいつも…幸せのきっかけは美羽だ。
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