【短】Eqeal
「美羽にとって幸せって何?」
仕事帰りに美羽の家に寄った俺。
「え、急にどうしたの?」
「何となく」
美羽の考える未来に興味がある。
俺はそれを手伝えるかな?
「んー…昔は普通の家庭をつくることだったけど」
「普通?」
「そう。平凡が一番って言うし?あたしん家が普通ではなかった分、憧れてたのかな?」
一度俺達が別れた頃の話だろうな。
お互いが分かってるフリして、気付けてなかった。
俺も冷静に周りが見えなくなってた。
「今は?」
すると美羽から、想像もつかない答えが返ってきた。