天使の林檎
新しいクラスに入ると、黒板に紙が貼ってあって、チョークで出席番号順と書いてあった。
近づいて紙を覗くと、四角が一杯書いてあり、その中に人の苗字が書いてある。
どうやらこの通りに座れって意味みたいだ。
すぐに秀ちゃんと離れて、書いてある席へと向かう。
私の席は、廊下側の後ろから2番目だ。
私の後ろにはすでに人が座っていて、その女の子と目があった。
びっくりするぐらいの美少女。
柔らかそうでふわふわの髪。
大きくてぱっちりとした瞳。
すっと通って高い鼻。
三日月を描く薄い唇。
どこを見ても美少女そのものだった。
そう言えば、話で聞いたことがある。
1-Cにすごい美少女がいるって。
クラスのある場所は、A~D組までは1号館にクラスがあって、E~H組までは2号館にある。
私はGクラスだったからCクラスとは棟が違う。
人の噂は当てにならないし、あんまり他人を気にしない方だから、わざわざ見に行く事もなかったし、棟が違うから見かけることもなかったんだけど、噂通りの美少女で、ある意味びっくりした。
あんまりジロジロ見ているのは失礼だと思って、すぐに視線をそらして席に座った。
ざわつくクラスを見回すと、みんなこっちを見ている。
正しくは、後ろの彼女なんだろうけどね。
こんなに不躾にジロジロ見られるって、意外と身の置き場がないって言うか、あんまり気持ちのいいものじゃないって判った。
そう考えると、美人じゃなくて良かったかも。
・・・と思うのはヒガミかな?
このまま座って担任がくるのを待つべきか、それとも秀ちゃんの所に避難するべきか考えて、携帯の時計に視線を落とした時だった。
また肩を叩かれた。
当然、叩いたのは私の後ろの美少女だろう。
何事かとゆっくり振り向いて、また彼女と視線が合うとにっこりと微笑まれた。
「私、松川 友紀。良ければ友達になってくれない?」
美少女に似合う綺麗な声でそう、言われた・・・・・・。
近づいて紙を覗くと、四角が一杯書いてあり、その中に人の苗字が書いてある。
どうやらこの通りに座れって意味みたいだ。
すぐに秀ちゃんと離れて、書いてある席へと向かう。
私の席は、廊下側の後ろから2番目だ。
私の後ろにはすでに人が座っていて、その女の子と目があった。
びっくりするぐらいの美少女。
柔らかそうでふわふわの髪。
大きくてぱっちりとした瞳。
すっと通って高い鼻。
三日月を描く薄い唇。
どこを見ても美少女そのものだった。
そう言えば、話で聞いたことがある。
1-Cにすごい美少女がいるって。
クラスのある場所は、A~D組までは1号館にクラスがあって、E~H組までは2号館にある。
私はGクラスだったからCクラスとは棟が違う。
人の噂は当てにならないし、あんまり他人を気にしない方だから、わざわざ見に行く事もなかったし、棟が違うから見かけることもなかったんだけど、噂通りの美少女で、ある意味びっくりした。
あんまりジロジロ見ているのは失礼だと思って、すぐに視線をそらして席に座った。
ざわつくクラスを見回すと、みんなこっちを見ている。
正しくは、後ろの彼女なんだろうけどね。
こんなに不躾にジロジロ見られるって、意外と身の置き場がないって言うか、あんまり気持ちのいいものじゃないって判った。
そう考えると、美人じゃなくて良かったかも。
・・・と思うのはヒガミかな?
このまま座って担任がくるのを待つべきか、それとも秀ちゃんの所に避難するべきか考えて、携帯の時計に視線を落とした時だった。
また肩を叩かれた。
当然、叩いたのは私の後ろの美少女だろう。
何事かとゆっくり振り向いて、また彼女と視線が合うとにっこりと微笑まれた。
「私、松川 友紀。良ければ友達になってくれない?」
美少女に似合う綺麗な声でそう、言われた・・・・・・。