何時になったら
その日のボクはとても機嫌が良かった。朝から快晴でとても心地よい。こんな日は洗濯物がよく乾く。ボクは鼻歌まじりに洗濯機を回しハジメて、朝食の用意をハジメる。昔のボクなら考えられなかった朝の光景だ。何一つやらなかったボクが洗濯機を回し、朝食を作っている。ボクは自分自身が滑稽に思えて、口元がゆるんだ。変われば変わるものだ。朝食の準備をすませると、相棒の朝食の準備をする。相棒は無口だがとても愛くるしい。ボクが用意した朝食をスゴい勢いで口に運んでいる。愛くるしいウサギだ。さて、別の相棒を起こしてボク達もエサの時間だ。
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