何時になったら
もう一人の相棒はベッドでまだお休み中だ。優しく体を揺する、すると相棒はゆっくりと目を開け始める。相棒は起こしてと言わんばかりに、ボクに両手を差し出した。ボクはその両手を掴み相棒を起こし上げる。お早うの挨拶もせずにボク達は口づけを交わす。これが朝の挨拶になっていた。お早うなんて言った事なかった、そんな感じがとても好きだった。相棒はボクが造るエサを食べるたびにボクの料理の腕を誉めてくれる朝、昼、晩と。相棒の喜んでくれる顔が見たくてボクは一生懸命料理を造る。相棒は料理が不得意でもボクが上達すれば問題ない。
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