†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
(あそこへ行けば奴も…だと?何を馬鹿な事を。淡い期待など抱いてどうするというのだ。期待など抱くだけ無駄というもの…裏切られた時の傷が深まるだけだ。)

彼は、イライラと艶のない金髪を掻き毟った。



ゴォォォォ

彼の不安定な感情に呼応するかの様に、つむじ風は勢いを増し魔都の郊外を目指した。
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