†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「チャールズ、又明日も会える?」
「勿論!」
「それじゃあ、今日はこれで…明日もグランマの上で待ってるよ。」
「うん!又明日!」
二人は大きく手を振りあうと、互いの家の方角へ走りだした。
“さよなら”は言わないよ。
僕らは又会えるから…この木の下できっと又明日…。
ファレルは信じた。
そしてチャールズも…。
今日と変わらぬ明日が訪れる…二人は固くそう信じていた。