†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「ん~。確かに女人禁制の騎士団宿舎に彼女を引っ張り込んだのは違反かもしれん…。しかし、俺様の溢れる欲望は、例え神であろうと…何人たりとも止めることはできんのだ!」
俺は開き直り、おかしな雄叫びをあげながら下着を付けベッドの脇に饐えられていた騎士団指定のアイアンアーマーを手際よく身体に付け始めた。
「で?何が起きた?もしかして、さっきの地震か?」
「ああ…。バルハラントの荒野に赤く燃える石が落ちたらしい。詳しいことはまだ不明だが、かなりの被害が考えられる。」
「赤く燃える石…魔都の学者達が言う“隕石”って奴か。」
「バルハラント周辺には街も点在している。彼らが無事でいてくれるといいが…。」
俺の甲冑の肘当ての紐を結ぶのを手伝いながら、ブレイドは険しい表情を浮かべた。
俺は開き直り、おかしな雄叫びをあげながら下着を付けベッドの脇に饐えられていた騎士団指定のアイアンアーマーを手際よく身体に付け始めた。
「で?何が起きた?もしかして、さっきの地震か?」
「ああ…。バルハラントの荒野に赤く燃える石が落ちたらしい。詳しいことはまだ不明だが、かなりの被害が考えられる。」
「赤く燃える石…魔都の学者達が言う“隕石”って奴か。」
「バルハラント周辺には街も点在している。彼らが無事でいてくれるといいが…。」
俺の甲冑の肘当ての紐を結ぶのを手伝いながら、ブレイドは険しい表情を浮かべた。