†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「まるで、伝承で聞いた“破壊の石”だな。ソイツが現れるとこの世の物全てが災厄に見舞われるという…破滅を招く石か…。」
俺は苦々しく呟くと、ブレイドに向かって“ありがとう”と頷いた。
「要は、王宮から騎士団に被災地の様子を確認せよとの命令があったのだろう?」
「そう言うことだ。今から現地に向かう!」
(ああ…又今夜もお預けかよ。)
俺がいつも最愛の彼女カリンと愛を深めようとすると、必ず何か邪魔が入る。
当直の変更だの、仲間の喧嘩の仲裁だの、あらゆる障害が立ちはだかる。
愛の女神は、俺達の恋愛が至極お気に召さないらしい。
俺は苦々しく呟くと、ブレイドに向かって“ありがとう”と頷いた。
「要は、王宮から騎士団に被災地の様子を確認せよとの命令があったのだろう?」
「そう言うことだ。今から現地に向かう!」
(ああ…又今夜もお預けかよ。)
俺がいつも最愛の彼女カリンと愛を深めようとすると、必ず何か邪魔が入る。
当直の変更だの、仲間の喧嘩の仲裁だの、あらゆる障害が立ちはだかる。
愛の女神は、俺達の恋愛が至極お気に召さないらしい。