†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「皆さん、わかりました。この地域一帯と街のあらゆる命は、一瞬にしてその営みを終えたようです。彼らは未だ自分が死んだことを知らない…。シールズ支団長、今ここで彼らの魂を天界へ送ってもよろしいでしょうか?」
アルは悲しみを湛えた瞳をシールズに向け懇願した。
「…アルフォンス。お前の申し出を許可する。」
シールズが頷くと、アルは彼に一礼し聖水で口を漱いだ後地に魔法円を描いた。
そして、その中心で“魂送り”の呪文を唱え印を結んだ。
アルは悲しみを湛えた瞳をシールズに向け懇願した。
「…アルフォンス。お前の申し出を許可する。」
シールズが頷くと、アルは彼に一礼し聖水で口を漱いだ後地に魔法円を描いた。
そして、その中心で“魂送り”の呪文を唱え印を結んだ。