†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
ファレルは俺より1年ほど先輩なのだが、俺が入団してから今に至るまで何かと言いがかりをつけ絡んで来る。
大体は、俺がのらりくらりと奴をかわし事を大きくする前に納めてはいるのだが、そこまでして絡む理由が全くわからない。
「はっ、くだらねぇ。一方的な対抗意識ってのは迷惑なだけだ。」
「まったくだな…。」
俺は、相槌を打つブレイドに苦笑いすると赤毛の頭をクシャクシャと右手で掻き毟り地に唾を吐いた。
大体は、俺がのらりくらりと奴をかわし事を大きくする前に納めてはいるのだが、そこまでして絡む理由が全くわからない。
「はっ、くだらねぇ。一方的な対抗意識ってのは迷惑なだけだ。」
「まったくだな…。」
俺は、相槌を打つブレイドに苦笑いすると赤毛の頭をクシャクシャと右手で掻き毟り地に唾を吐いた。