†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~


「ジーク、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと歩け!」

先に行っていたシールズが、俺達を振り向き大声で怒鳴った。


「はいはい、今行きますって!」

俺は面倒くさそうに答えると、石塊がゴロゴロと転がる斜面を早足で降りていった。
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