†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「シールズ団長!こちらに石が!」
ファレルが隕石らしき物を指さしシールズの到着を待っている。
その間にも、奴は俺の顔を得意げにチラチラと窺っていた。
(けっ、バカ野郎が!)
俺は腹の中でデッカイ舌をベロリと出しながら、“ほう、大手柄じゃないか”といった表情で奴を見返した。
「これが…これだけの多大は被害を生んだ“破壊の石”だというのか?」
シールズは信じがたい表情で、窪みの中央に埋まっている握り拳程の赤く輝く石を見つめた。
「なんだか拍子抜けだな。この石のせいで多くの命が失われたのかと思うとやりきれん。」
ブレイドが大きな溜息をついた。
ファレルが隕石らしき物を指さしシールズの到着を待っている。
その間にも、奴は俺の顔を得意げにチラチラと窺っていた。
(けっ、バカ野郎が!)
俺は腹の中でデッカイ舌をベロリと出しながら、“ほう、大手柄じゃないか”といった表情で奴を見返した。
「これが…これだけの多大は被害を生んだ“破壊の石”だというのか?」
シールズは信じがたい表情で、窪みの中央に埋まっている握り拳程の赤く輝く石を見つめた。
「なんだか拍子抜けだな。この石のせいで多くの命が失われたのかと思うとやりきれん。」
ブレイドが大きな溜息をついた。