†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
「ハッ、騎士団1年目の“ペーペー”が、何を根拠にそんな事を!団長、大丈夫ですよ。第一発見者として自分が責任を持ってこの石を管理いたします。」
ファレルはバカにしたようにアルを睨み付け、“これは自分の手柄だ”と吹聴するように大声で叫び、赤く輝く石に向かい屈みこんだ。
「あっ、いけない!ファレルさん、不用意にそれに触っちゃだめです!」
アルが、彼を制止しようと身を乗り出し叫んだその時だった。
キィィィン
背筋が凍りつく様な気味の悪い音が周囲に響き、石から発せられた真っ赤な閃光がファレルを包んだ。
俺達は、光から目を守るように身を捩った。
それでも、禍々しいまでの射すような残光は網膜を不快に刺激した。
ファレルはバカにしたようにアルを睨み付け、“これは自分の手柄だ”と吹聴するように大声で叫び、赤く輝く石に向かい屈みこんだ。
「あっ、いけない!ファレルさん、不用意にそれに触っちゃだめです!」
アルが、彼を制止しようと身を乗り出し叫んだその時だった。
キィィィン
背筋が凍りつく様な気味の悪い音が周囲に響き、石から発せられた真っ赤な閃光がファレルを包んだ。
俺達は、光から目を守るように身を捩った。
それでも、禍々しいまでの射すような残光は網膜を不快に刺激した。