†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~



「全てはこの邪眼…デヴィルアイがお見通しなのだよ。」

ファレルは俺から視線を外さずに、ゆっくりと右目の包帯を解いた。


「うっ!ファレル、そいつは…。」


この世には決して存在するはずの無い化け物…。

奴の右目に巣くう恐ろしい生命体。
窪んだ眼窩でクネクネと沢山の触手を伸ばし、俺を睨み付けている邪眼…デヴィルアイ…。
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