†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
【邪眼の殺意】
身体が動かない。
邪眼の呪縛と恐怖からなのか…俺達とシールズとの間は見えない壁に隔たれているかの様だった。
「シールズーーー!」
俺の叫び声に、シールズはムーン・エッジを抜くとファレルに向き直った。
彼の行動に一片の迷いもなかった。
つい今し方まで同じ騎士団の同僚…部下であったファレルに刃を向けることに彼は躊躇しなかった。
「ファレル…お前には仲間を殺害した罪を償って貰う。私は、魔都魔道騎士団支団長として…お前を斬る!」
邪眼の呪縛と恐怖からなのか…俺達とシールズとの間は見えない壁に隔たれているかの様だった。
「シールズーーー!」
俺の叫び声に、シールズはムーン・エッジを抜くとファレルに向き直った。
彼の行動に一片の迷いもなかった。
つい今し方まで同じ騎士団の同僚…部下であったファレルに刃を向けることに彼は躊躇しなかった。
「ファレル…お前には仲間を殺害した罪を償って貰う。私は、魔都魔道騎士団支団長として…お前を斬る!」