†赤髪の冒険者ジーク†~西国魔都魔道騎士団編~
一晩中馬を走らせ、早朝俺達は魔都へ帰還した。

「シールズ、魔都へ帰ってきたぞ!」

「う…。ジークは…どうした?私達と一緒なのだろうな?」

「ああ…。」

俺とアルはまだ意識が混濁しているシールズを抱え、騎士団宿舎の医務室へ彼を運んだ。




「後のことは、魔道医師に任せよう…。」

「うん。」

「アル、お前も疲れただろう?早く部屋へ帰って休め。」


部屋へ帰って休めか…。
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