らぶ米でぃ!

こうして

私の自給1000円の悲惨なバイトが始まった。



うちの上の店―――

それは“おにぎり屋”



母が一人でやってる。


お客さんが来て注文受けたらその場でおにぎりを握る・・・ってやつ



「できないよ・・・」


てっきり手伝うだけだと思ってた。

今まで一人で上の店に立ったことなんてない。



だって・・・




「おにぎり握れないのに・・・」



おにぎり?そんなの簡単!


って言うかもしれない


けど


おにぎりってあの絶妙な握り具合

そんなの出せない



「舞ちゃん、大丈夫?」



ぎっくり腰で動けない母は布団の上で心配そう。



「上の店は、当分休業ってゆ~のは?」



「ダメだ!」

と父

「だめよ!」

と母



二人して

ダメですかぁ・・・。。。



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